こんにちは、オランダ屋スタッフです。突然ですがみなさん、何か自分だけの癖はありますか?私の友人の話ですが、彼はよく貧乏ゆすりをします。仕事中でも一緒に遊んでいるときでもお構いなし。足をソワソワ、バタバタ…。
そんな姿を見て正直「うっとうしいな」と感じていたのですが、私は誤解していたかもしれません!なんと、貧乏ゆすりは体に良いかもしれない、というのがお医者さんの間では常識なんだとか。今回は、貧乏ゆすりが体にもたらすメリットについてご紹介します。
貧乏ゆすりとは
何かに集中したりイライラしたりするとき、無意識に行っている貧乏ゆすり。脳神経の働きと貧乏ゆすりについて調べた愛知県の国立長寿医療研究センターによれば、足の動きをとめている大脳の働きが抑えられるため表れる現象とのこと。日本人だけでなくあらゆる人種に見られ、生まれたときから備わっているようです。
ちなみに英語圏ではfidgetingなどと呼ばれており、「貧乏」というニュアンスは入っていません。日本では江戸時代、着るものや食べ物もままならない人が寒さや飢えに震えている様子からその名がついたという説があり、貧乏というワードが入ってしまっているのです。
ここがすごいぜ!貧乏ゆすり
さて、そんなこんなで日本では行儀が悪いとされる行為ですが、実は体にとっては大きな効能が。代表的なメリットをいくつか紹介します。
●冷えやむくみの解消
女性が気になる冷えやむくみの解消に役立ちます。貧乏ゆすりとは、ふくらはぎの筋肉を伸縮させる動き。これを繰り返すことで下半身の血流がアップし、冷え性の改善につながるほか、脚の温度が上昇しむくみの防止にもなるんだそうです。実際、同センターが行った実験では、「貧乏ゆすりを5分間行うと皮膚の温度が2度上昇した」そうです。
●座りっぱなしの死亡リスク軽減
テレワークが普及した昨今、余計に注意が必要な点かもしれませんが、そもそも座りすぎは体に悪いとされています。日常的に運動せず、8時間以上座っている人は死亡率が約60%上昇したという研究結果もあるほど。(参照元:Pubmed.gov)