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アフターピル(緊急避妊薬)と望まない妊娠のお話

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目次

全女性の皆様へ。こんにちは、オランダ屋スタッフブログです。

日に日に暖かさを増して、新年度がもう足元まで迫っています。

コロナに振り回されること1年余。

色々な思いがありながらも、新しい始まりに向かって前向きな気持ちを維持しようと誰もが踏ん張っている、そんな空気を肌で感じるこの頃です。

今回のスタッフブログは、特に「新年度に向けて」という意味はありませんが、定期的に女性の皆さんとシェアしたい話題、~ピルと避妊について~をテーマにお届けします。

 

去年はコロナも大変だった。が、、、

去る2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大によって在宅ワークや休校などの外出自粛期間が延びたことで、望まない妊娠や性被害が増えていることが話題になりました。

この傾向は日本のみならず、世界的に深刻でした。

UNFPA(国連人口基金)のレポートでは、新型コロナウイルスの感染拡大により避妊への適切なアクセスを失い、望まない妊娠を経験する女性は世界全体で数百万人にも上ると推計されています。

コロナで騒然とした社会では、この様な弊害も生じてしまった訳です。

 

日本の望まない妊娠と中絶の実態

日本における年間中絶件数は約16万件と、決して少なくありません。

約16万件のうち20~30代がその多くを占めており、若年層の予期せぬ妊娠は適切な避妊方法へアクセス出来なかったことや、性教育の不足などが課題といえます。

一方で、40代の中絶選択率(全妊娠件数に占める、中絶を選択した割合)が50%弱と、40代で妊娠した女性のうち、二人に一人が中絶を選んでいるというデータも特徴的です。

40代の予期せぬ妊娠については、夫婦間でのバースコントロール(いつ産むのか、あるいは産まないのか)の意識不足などが指摘されています。

いずれのケースを挙げても、中絶は精神的にも身体的にもとても負担の多い選択であることには変わりありません。

もう一つ、日本には中絶方法に関する大きな課題が残っています。

日本で行われる中絶手術の8割を占める「掻爬法(そうはほう)」は、金属のスプーンで子宮内を掻き出す手法で、WHO(世界保健機関)から直ちに他の方法へシフトするように勧告を受けるほど、侵襲性の高い時代遅れな方法なのです。

ちなみに掻爬法の実施率は、アメリカやイギリスではほぼ0%です。

アフターピルによって中絶を回避することや、その他適切な避妊方法へのアクセスを確保することで、女性が妊娠と避妊を安全にコントロールできる社会の実現は、世界的にも大変重要な課題として指摘され続けています。

 

「アフターピル」、日本の現状と課題

アフターピルは現在日本では、“医師の処方”と“薬剤師の調剤”の二段階を経て入手可能です(病院内で直接薬を受け取れるケースもあり)。

ですが「緊急避妊薬」という名の通り、性交後72時間以内に服用しないといけない(しかも早ければ早いほど妊娠阻止率が高い)ことを考えると、まだまだハードルは高過ぎると言わざるを得ません。

また、処方料や薬代を合計すると1万円を超えることが少なくなく、経済的なハードルも問題です。

ところが諸外国では、先進国/発展途上国を問わず約90か国処方せんなしにアフターピルを購入でき、1回分の薬代も無料~数千円以内と断然安いです。

 

市販化の動きも

ピル後進国の日本ですが、やっと去年、アフターピルを処方せんなしに薬局で購入できる「市販化」に向けた動きが出てきました。

早ければ今年中にも実現を目指すとされている市販化ですが、反対派の意見が今後障害になってくるとも囁かれています。

反対派の意見としては、「安易に入手できることでコンドームの使用率が減り、かえって望まない妊娠や性感染症のリスクが増える」といった趣旨のものが多数を占めているようです。

しかし果たしてそうでしょうか?

性交後72時間以内という緊急度の高い状況下で、アフターピルにアクセスできない現状と天秤にかけるような論点でしょうか。

当事者の女性にとっては、アフターピルも中絶も、安易な選択肢と考える人は極めて少ないはずです。

筆者は、必要な時に必要な人がアクセスできる仕組みを整えておくことは急務だと感じます。

もちろん、日本の性教育は大幅に不足しているため、緊急避妊薬が安易に妊娠を防げる“便利グッズ”のように扱われないような教育の徹底も重要課題です。

 

おわりに

性教育が不足した日本、なおかつジェンダーギャップ指数が153か国中121位という歪んだ社会構造をもつ日本で、女性が自分の性にまつわる正当な権利を主張するには未だに沢山の障壁があります。

しかし、誰かが、いつか、声をあげなければ変わっていかないですし、その声はここ数年で少しずつ大きくなってきているように感じます。

これはパラダイムシフト(社会全体の価値観などが劇的に変化すること)に向けた良い前兆ではないかと筆者は感じています。

一人でも多くの人が「知ること」によって、アクションに変わっていくと思います。

というわけで、つい熱く語って長くなってしまいましたが、オランダ屋はこれまでもこれからも、アフターピルや低用量ピル、その他女性の避妊に関する正しい情報や、価値ある選択肢を提供できるように邁進いたします!!!

余談ですがオランダ屋は、ライセンスを保有した正規医薬品取扱いのホールセラーを通じて輸入代行をしております。

長年多くの方に安全にご利用いただいておりますので、これからもどうぞご安心ください。

以上、オランダ屋スタッフブログでした。

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