コロナ重症化を予防！？ビタミンDってなにもの？

こんにちは。オランダ屋です。

2019年末に初めて新型コロナウイルスの感染が確認され、もうすぐ1年。

世界ではいまだ収束の様子を見せないどころか、日本では第3波が到来の様相を呈してきています…。

国ごとの対策やワクチンの開発について日々報道がなされていますが、ここ最近で注目されているのが「新型コロナ重症者には、ビタミンDが不足している人が多い」というもの。

欧州の20カ国を対象に、新型コロナウイルスの感染率・死亡率と体内のビタミンD濃度の関係性を分析したところ、死亡率の高いイタリアとスペインではビタミンDの平均濃度が高く、逆に死亡率の低い国ではビタミンD値が高いという結果が出たそうです。

また、この他にもスペインの研究チームによると、新型コロナの入院患者で、10人中8人がビタミンDが欠乏しているとの臨床結果が得られたとのこと。

これはあくまでもビタミンDと新型コロナ患者との関係性を示しているだけであり、実際に「ビタミンDがコロナの重症化を防ぐか」については、まだその効果は確認されていません。

が、ここまで報告が重なると気になりますよね。ビタミンD。

ということで今回は、ビタミンDについて調べてみました！

■ビタミンDとは

ビタミンDは、油脂に溶ける脂溶性ビタミンの一種で、必須栄養素にあたります。

通常、必須栄養素は体内で十分な合成ができない（食物から摂る必要がある）のですが、ビタミンDは、日光を浴びて紫外線に当たることで作られる特性を持ちます。

ちなみに、食品由来のビタミンDは、植物由来と動物由来の2種類。

・ビタミンD2…植物由来。しいたけなどのキノコ類、海藻類に含まれる

・ビタミンD3…動物由来。鮭、マグロ、サバなどの身やレバー、肝油、鶏卵などに含まれる

ビタミンD3は最も活性の高いビタミンDです。皮膚が日光に当たった時に作られるのは、ビタミンD3になります。

①強い骨を維持する

ビタミンDはカルシウムやリンの吸収を助け、骨を丈夫にします。また、骨の形成や成長を促す働きもあります。

②免疫機能を調節する

体内に侵入するウイルスや細菌に対し、過剰な免疫反応を抑えて必要な免疫機能を促進する役割があります。

ビタミンDが不足すると、体に吸収されるカルシウムとリンが少なくなります。

これにより血液中のカルシウム濃度が下がり、骨粗鬆症になる危険性がアップ。筋肉が弱くなるなど筋力にも影響を与えるといわれています。

また、血中のビタミンD濃度が下がると免疫がうまく働かなくなり、風邪やインフルエンザ、気管支炎などの感染症にかかるリスクがあがります。

今回いわれている「ビタミンDと新型コロナウイルス」の関係性については、ビタミンDが持つ免疫機能の調整役が関わっているのではと見られています。

先にもお伝えした通り、ビタミンDがコロナの重症化を防ぐのかはまだ立証されていません。

しかし、コロナに限らず人々の健康維持には欠かせないビタミン。

冬に入り、日照量不足や外出自粛によって日に当たる機会が減る中、サプリメントでのビタミンD補給を積極的に行ってはいかがでしょうか？

※ビタミンDの過剰摂取は健康被害を引き起こす可能性があります。

サプリメントを摂取される際は許容量を確認の上、ご使用ください。

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アメリカ政府でワクチン開発を統括するチームの首席顧問、モンセフ・スラウイ氏が11月23日にメディアのインタビューに答えた内容によると、12月11日にもアメリカ国民に対するワクチン接種が開始される見通しとのこと。

また、人口の7割が免疫を獲得するであろう来年の5月には生活が正常化するだろうとの見通しを示しました。

しかし、米製薬大手のファイザーが独ビオンテックと共同開発しているこのワクチン。

日本で供給が開始されるのは、来年の5～6月と見られています。

また、ワクチンを受けたからといって未来永劫コロナにかからない、というわけではありません。他の風邪やインフルエンザと同じように、感染予防には個々人での対策がまず必要。

手洗い、マスクの“基本のキ”を忘れないことはもちろん、サプリメントや食事、運動などでコロナに負けない体づくりを続けていきましょう★

オランダ屋でした。

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参考資料）