こんにちは!
オランダ屋です!
今回ご紹介は、「ピル」についてです。
実はこの「ピル」、
日本においてはまだまだその活用があまり進んでいないといわれています。
皆様におきましても、使用したことがないという方のほうが多いかもしれません。
欧米諸国では、比較的前から使用されていましたが、
日本での認可は1999年。
歴史がごく浅いということもあってか、
太りやすい、ガンへのリスクが高まるなどといった誤解を持つ方も多く、
現在でも日本人の服用率は、世界的にみても非常に低いのが現状です。
また、先進国と比較し、
日本が卵巣がんや子宮内膜症患者数が増加しているのは、
このピルの服用率が低いためともいわれています。
そこで今回は、
この「ピル」について、おさらいをしていきたいと思います。
まずは、その作用からご説明していきます。
■妊娠を回避
まず、欧米諸国において「避妊」方法として一般的なのが、
このピルを使用しての避妊です。
ピルの配合成分が、排卵を止めることで、妊娠を回避します。
■様々な症状を改善
ピルを飲むことで、出血量が減るだけでなく、子宮収縮も抑えられることで、月経痛が軽減へとつながります。
また、子宮内膜症になりにくくなるという報告も。
子宮内膜症の方は、進行を抑える可能性もあるとのこと。生理不順も改善されます。
■PMS(月経前症候群)のケア
PMS(月経前症候群)の症状を、ホルモンバランスが改善することで軽減します。
また、男性ホルモンを抑えられることで、ニキビや多毛症を抑制する作用だけでなく、
更年期の症状や骨粗鬆症をサポートする作用もあるようです。
上記の作用に加えて、
卵巣がんや嚢腫、子宮体がんなどにかかるリスクも低下するといわれています。
また、不妊の予防にもつながるとされています。
そんな多彩な作用を持つ「ピル」ですが、その種類もまた様々。
今回は、オランダ屋で取り扱しているなかでも、
特に注文数の多い商品をご紹介していきたいと思います。
ホルモン量が少ないタイプ
■マーベロン
ホルモンバランスの変化によるウエイトの変化やニキビの発生が比較的少なく、不正出血を起こしにくいタイプです。性腺刺激ホルモンの分泌を抑えることで排卵を抑制し、非常に高い確率で避妊することができるとされています。
体重増加の副作用を改善
■ヤズ(Yaz)
比較的新しい(2001年FDA認可)低用量ピルとなっており、従来品の体重増加という副作用を改善したとされています。また、FDAには、月経困難症にも効果があるとして認可されています。
アジア人の為の低用量ピル!
■ダイアン(Diane35)
アジア人の体にあわせて作られたとされる低用量ピルです。避妊目的はもちろん、ニキビ(特に脂漏症や炎症)、結節の形成、男性ホルモン性脱毛症、多毛症などの女性にも使用されています。
国内処方のトリキュラー同製品
■トリキュラーED(Triquilar ED)
国内にて処方されている「トリキュラー」と同成分の商品です。もっともポピュラーなピルとされています。高い避妊作用をキープしつつ、ホルモンの総含有量を低減させるのが特徴です。
とはいえ、ピルにはデメリットもあります。
○保険適用外の為、月々のコストが高い。
○めまいやむくみ、吐き気などの症状が出る場合も(不慣れな場合)
○血栓症のリスクが高くなる。etc…
上記のような、コストや副作用を考えると敬遠してしまうかもしれません。
しかしながら、ピルにも様々な種類が存在します。
まずは自分の症状を病院で診断してもらい、
自分にあったものを選ぶことで、安心して服用することができます。
特に、初めて服用される方は、医師の診断のもと使用されることをおすすめします。