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先日、オランダ屋で取り扱いのサプリを見ていたところ、とあるワードが目に入りました。
その名も「カスカラ」。
カスカラはアメリカ西海岸に生えている植物で、別名「カスカラサグラダ」としても知られており、樹皮を乾燥させたものは古くから便秘薬として使われています。
オランダ屋にある(Swanson)センナ・サイリウム・カスカラコンプレックスや
(Blackmores)ぺリトンなどの便秘解消・腸活促進サプリにも、このカスカラが使われています。
ただ、今回私がお伝えしたいのは別物。この樹皮ではなくもう一つの「カスカラ」。コーヒーの実から種子を取り除き、皮と果肉の部分を乾燥させたものです。
そもそも近頃は便秘がちでサプリを探しており、最初はこのコーヒー由来の「カスカラ」を「カスカラサグラダ」と勘違いしていたのですが調べてみると、嬉しい効能があるじゃありませんか…♪
今回のブログでは新たなスーパーフードとして注目されている「カスカラ」についてご紹介したいと思います!
カスカラとは
カスカラは、先述の通り、コーヒーの実(コーヒーチェリー)から種子を取り除き、果肉と果皮を天日干ししたもの。
いわば、コーヒー豆を作る過程で出てくる“残り物”です。名前は、スペイン語で「籾」や「殻」「皮」を意味するcáscaraに由来しています。
ボリビアやイエメン、ソマリアでは伝統的に使われていましたが、それ以外の地域では捨てられていました。
しかし、今ではお茶として飲用する国や地域も増えているようで、インターネットで検索してみると「カスカラティー」「コーヒーチェリーティー」という名のドリンクや茶葉を見かけることができます(かの★バックスのメニューにもありました!)
カスカラの効能
カスカラは抗酸化物質やポリフェノールを豊富に含有。その強力な抗酸化作用やその他の成分の働きにより、次の効能が示唆されています。
●脳の健康
研究によると、カスカラには脳機能の保護や老化を遅らせる働きが見られたそうです。また、神経細胞の生存や成長に関わるタンパク質のレベル値を増やす動きもあったとか。
アルツハイマーの治療に有効な役割を果たすのではないかと期待されています。
●脂肪の減少
いくつかの調査では、カスカラが脂肪の減少を促す役割を示唆しているものもあります。
ある実験において、試験管レベルではありますが、新たな脂肪細胞の生成を抑えると同時に、存在する脂肪細胞を破壊する働きが見られたそう。
●血圧の低下
カスカラに豊富に含まれるクロロゲン酸という物質には、血圧を抑えて心臓の健康を守る働きがあるとされています。
カスカラにはビタミン、ミネラル、必須アミノ酸、必須脂肪酸なども含まれています。
カフェインは、コーヒーと比べて含有量は少なめ。カスカラティーの味は使用しているコーヒーチェリーによって異なりますが、ローズヒップやハイビスカス、マンゴー、チェリーに例えられるケースが多いようです。
心臓、血圧、脂肪、脳機能と、生活習慣や年齢による不調に対抗する働きが示唆されているカスカラ。
一説によると、免疫系にもよい働きを見せてくれるとか。研究が始まったのはここ数年のことなので、これから徐々に新しい効能が発見されると思われます♪
要チェックですね!