この記事の目次:
こんにちは。オランダ屋スタッフです。
12月に入り、街中がクリスマスの装いになってきましたね。この時期にしか見られない可愛らしい飾りやツリー、デコレーションに彩られ、近年ではヨーロッパのようにクリスマスマーケットも開催。異国にいるような特別な雰囲気が、訪れる人の心を華やかにしてくれます。
クリスマスマーケットといえば、定番なのがグリューワイン(ホットワイン)。キンと冷えた空気の中で飲むと体の中から温まり、ほのかにスパイシーなあの味わいに高揚感が高まります。今回はもうすぐやってくるクリスマスに向けて、ホットワインについて調べてみました。
ホットワインとは
ホットワインは、赤ワインに色々なスパイスや果物、砂糖やシロップなどを加え、温めて飲むホットカクテルの一種。
ホットワインは和製英語で、英語では「モルドワイン(Mulled wine)」、ドイツ語では「グリューワイン/グリューヴァイン(Glühwein)」、フランス語で「ヴァンショー(Vin chaud)」と呼ばれます。
白ワインやノンアルコールのものもありますが、赤ワインを使うのがポピュラーなよう。2世紀のローマでその記録が最初に残されていて、ヨーロッパを旅したローマ人(ローマ軍)によって各地にレシピが持ち込まれたとされています。
その後、ヨーロッパ各地で作られるようになったホットワインですが、1956年にドイツのワイナリーオーナーがクリスマスマーケットで販売したことをきっかけに冬、特にクリスマス定番の伝統的な飲み物となったようです。
ホットワインのうれしい効果
■美肌
ご存じの通り、赤ワインにはポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールには強力な抗酸化作用があり、シミやシワ、たるみなどの肌の老化に抵抗。エイジングケアに大活躍してくれます。
■冷え対策
アルコールには血管の拡張作用があり、飲むことで血流が促進されます。そのワインを温めて飲むことで、さらに体の冷えが解消。加えるスパイスによって、さらにポカポカ効果が期待できます。
■風邪予防
上記で述べたように、ホットワインには体を温める効果があります。体温が上がると免疫力が上がるため、風邪を引きにくくなります。また、赤ワインに含まれる抗酸化物質には免疫力を高める作用があるとされ、風邪にかかりにくい体づくりをサポートします。
■抗炎症作用
ホットワインに入れるスパイスの中でよく使われるのがシナモン。シナモンには強い抗炎症作用があり、関節の健康に働くとされています。また、もう一つの定番スパイスであるクローブに含まれる抗酸化物質にも、炎症を抑える働きがあるとされています。
自宅でも簡単に作れるホットワイン。
赤ワインに柑橘類+お好みのスパイス+はちみつなどの甘味料を入れて、沸騰しないように温めると出来上がります。おうちで楽しむもよし、イベント会場で嗜むもよし。
クリスマスマーケットの開催が各地で発表されていますが、お出かけの際は感染対策を忘れずに。
オランダ屋でした!
参考資料)DAILY ECHO